
SESなんてただの人材派遣、家電量販店の販売員として派遣されたりもあるし、雑用ばかりでキャリアアップできないって聞いたことある。エンジニアとしてキャリアアップしていきたい!
SESはとにかくブラック、搾取されるだけだからやめとけ!月単価70万円とかもらってるらしいけど、実際に自分の懐に入ってくるのは20万円そこそこ。もっと年収UPさせたい。
残業時間がとにかくヤバいらしい。プライベートの時間も確保したい。
今回はこう言った悩みに答えていきます。
巷にあふれているSESのイメージは『悪』そのもの。雑用係・安月給・激務などなど、好き勝手言われていますが、本当にそうなのでしょうか??
これからIT業界に就転職を検討されている方々に向けて、現役SESエンジニアの生の声をお届けいたします。

『SESは雑用係』は嘘!?現役SESエンジニア目線だと・・・
そもそも世間一般で言われているSESエンジニアの雑用係とは、ドキュメント整理や単体テストなどの、いわゆる下流工程と呼ばれている作業のことと認識してますが、SESだと、この下流工程の作業ばかりで上流工程の経験が出来ないということだと思います。
しかし、この考えは不正確です。正確には下流工程しかできないSESエンジニアは雑用係だと思います。

えっ!?それって雑用係ってことじゃないんですか!?
『卵が先か?鶏が先か?』って話と同じだと思います。つまり、与えられた下流工程の作業を完璧にこなし、プラスαで現場に貢献、並行して上流工程の学習も行う。そう言った行動を続けていけるSESエンジニアであれば、雑用係に留まることはないでしょう。
逆に言えば、雑用係と言っている人の多くは、自己努力の量が客観的に足りていない可能性が高いです。正しい方向で正しい量の努力を重ねれば、SESエンジニアだとしても雑用係から脱却できると思います。
私が初めて上流工程の経験を掴み取ったときの話を下記記事にまとめておきます。

『SESは安月給』は嘘!?現役SESエンジニア目線だと・・・
一度、考えてみて欲しい。同じ会社でも、年収の差が何故出てくるのかについて。
私はこの差は会社への貢献度によると考えております。貢献度とはつまり、そのエンジニアがどれだけキャッシュを稼いできたのかです。
こういう話をすると必ず『単価60万円稼いでるけど給与は20万円そこそこ』みたいな話を持ち出す人がいますが、その単価60万円って本当にあなた自身が稼いだものですか?会社の看板が無くてもその単価を稼げるだけの力があるんですか?って言いたくなる。
また、その60万円から社会保障や税金などを支払い、会社のランニングコストやエンジニア職以外の人件費なども考慮すると、給与20万円そこそこはまぁそんなもんです。。。
SESエンジニアに向けてフリーランスエンジニアを検討してはどうかという記事をまとめておきます。

『SESは激務』は嘘!?現役SESエンジニア目線だと・・・
半分本当で、半分嘘です。
本当の部分については、出来るエンジニア程陥りやすい状況で、つまりどういうことかというと、納期を変えることはそうそうできないことなので、その納期に間に合うよう遅延しないように、出来るエンジニアに仕事が偏ってくるということです。
そこでその出来るエンジニアが断ることのできない性格だった場合、当然激務になります。
嘘の部分については、出来ないエンジニア程陥りやすい状況で、つまりどういうことかというと、スケジュール3日間で出来る想定の作業だとしても、出来ないエンジニアがやると10日間掛かったりします。この出来ないエンジニアがもしこの作業を想定通りの3日間で終わらせようとした場合、当然激務になります。

出来るエンジニアは自分がやるべき仕事かどうかを見極めて「断るときは断る」という勇気を持つ。
出来ないエンジニアはプライベートでの学習を積み重ね、仕事を出来るようになる。
そうすれば激務から解放されるってことですね!
最後にまとめ
- 雑用係から抜け出すには、その雑用で成果を上げ、プラスαの価値を提供する。並行して上流工程の勉強を行う。
- 安月給から抜け出すには、会社への貢献度、つまり、キャッシュを稼ぐこと。そのためにも自己研鑽するのが近道。
- 激務から解放されるには、自分がやるべき仕事とそれ以外を見極めて、断る勇気を持つ。合わせて、自己研鑽を続けること。

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